AIとIPFと癒しの音楽

特発性肺線維症 idiopathic pulmonary fibrosis (IPF)患者によるIPF関連学術情報の収集とシェア。癒しの音楽もお届けしています。

ChatGPTが論文を読んで解説 : 特発性肺線維症の実際の予後: 高齢者に対する抗線維化剤の役割に関する特別な言及

ChatGPTに追加された新しい機能、pdfファイルを読み込む機能は非常に優れていて、重宝しています。まずはChatGPTにpdf形式の論文を貼り付けて、要約させます。その後質疑応答を繰り返すことで、内容についての理解を深めていくことが出来ます。外部情報を参照して返答する場合があります。 

 

"A Real-World Prognosis in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: A Special Reference to the Role of Antifibrotic Agents for the Elderly
Kojiro Honda 1, Takeshi Saraya 1, Haruyuki Ishii 1

 

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

以下は、呼吸器科専門医向けの日本語要約です。

  • 研究背景: 特発性肺線維症(IPF)は最も一般的かつ重篤な特発性間質性肺炎の形態で、高齢者に多く見られる。過去のデータでは、日本のIPF患者の平均生存期間は35ヶ月、西洋諸国では5年生存率が20%~40%だった。本研究の目的は、高齢者(75歳以上)における抗線維化薬(ピルフェニドンまたはニンテダニブ)の単独使用の効果と安全性を調査すること​​。
  • 方法: 2008年から2019年の間に当院で診断・治療されたIPF患者91人(46人が高齢者、45人が非高齢者)を対象に、抗線維化薬(ピルフェニドンまたはニンテダニブ)の使用に関する生存確率と急性増悪の頻度を検討。病状の重症度はJRS分類(I/II/III/IV)とGAPステージ(I/II/III)により分類された。主なデータは中央値と四分位範囲で提示された​​。
  • 結果: 全患者の平均生存期間(MST)は最初の診察から53ヶ月で、高齢者と非高齢者群間での差はなかった(53ヶ月対47ヶ月、p=0.877)。治療開始後の急性増悪の累積発生率は、病状の初期段階(GAPステージI)で進行段階(GAPステージIIとIII)よりも有意に低かった(p=0.028)。同様の傾向がJRS重症度分類(I/II対III/IV)でも見られた(p=0.072)。長期治療(1年以上)群(40人)の2年および5年後の生存確率はそれぞれ89.0%と52.4%で、中央生存期間には達しなかった​​。
  • 結論: 高齢者(75歳以上)でも抗線維化薬は生存確率と急性増悪の頻度に良好な効果を示した。この効果は、より早期のJRS/GAPステージまたは長期使用で改善される可能性がある。また、抗線維化薬による有害反応の頻度は、治療期間に関係なく比較可能であった。ただし、抗線維化薬の効果に関しては未だ確実ではなく、さらなる研究が必要である​​。

 

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