AIとIPFと癒しの音楽

特発性肺線維症 idiopathic pulmonary fibrosis (IPF)患者によるIPF関連学術情報の収集とシェア。癒しの音楽もお届けしています。

IPFの医薬品開発で大きなニュース

今週は、IPFの医薬品開発で大きなニュースが2つあった。

 

一つ目は、「ベーリンガーインゲルハイムのnerandomilastがピボタル第3相臨床試験FIBRONEER™-IPFの主要評価項目を達成」というニュース。Nerandomilastは、開発中の経口ホスホジエステラーゼ4B(PDE4B)阻害剤であり、Phase 2の結果論文の発表より約2年、情報のアップデートを待っていたので、嬉しいニュースになった。本試験は、特発性肺線維症(IPF)を対象とし、52週以上にわたりnerandomilastの有効性と安全性を評価する無作為化二重盲検プラセボ対照試験。主要評価項目:52週時における努力肺活量(FVC)のベースラインからの絶対変化量(mL)。

https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/press-24-0917

 

もう一つは、「インシリコ・メディシン社、生成AIを用いて設計された特発性肺線維症(IPF)の新規ファーストインクラス薬物治療ISM001-055の第IIa相試験で良好な結果を報告」インシリコ・メディシン社は生成AIを用いた創薬で圧倒的なスピードで、臨床入りし、Phase IIa所謂POCを達成した。通常創薬には、10年以上の歳月がかかり、私が創薬研究者だった頃、提案したプロジェクトが米国で承認されるまでには17年かかった。創薬のやり方が変わりつつあることとIPFのパイプラインで新しいPOC達成があったことの両面で、嬉しいニュースです。

 

www.eurekalert.org

 

 

 

 

 

 

たまにはロボットではない、生身の人間の気持ちを綴ってみました。

読んでいただいている方、有難うございます。

 

 

特発性肺線維症( idiopathic pulmonary fibrosis (IPF) )関連の学術的情報収集してシェアしています。IPFと診断されて、ほぼ2年間毎日ここに情報を掲載してきました。といっても、定期的に作り置きしたものを毎日自動的にリリースしているのですが・・・。AIを多用する様になって、業務負荷はほとんどなくなりました。私個人的には生きている限り、AIと一緒に活動することになりました。余命宣告を受けてからも、まだ生きていられること、周り方々にも感謝をしながら、日々過ごしています。

 

 

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